勉強会が向いている勉強
勉強会はどんな勉強にも合う方法ではありません。一人で読んで覚える時間がほとんどの勉強を集まってやると、互いに話しかけてしまいかえって進みが遅くなります。逆に、決まった日までに分量を終える圧力がほしいとき、人に説明しながら理解を確かめたいとき、面接や会話のように相手がいないと練習できないときには、勉強会が大きな助けになります。始める前に、自分が勉強会から得たいものを一文で書いてみると、どんな勉強会をつくればいいかがはっきりします。
メンバー選びの基準、最初の集まりで決めるルール、進め方と役割分担、欠席者が出たときの対処まで、続く勉強会の運営法です。
勉強会はどんな勉強にも合う方法ではありません。一人で読んで覚える時間がほとんどの勉強を集まってやると、互いに話しかけてしまいかえって進みが遅くなります。逆に、決まった日までに分量を終える圧力がほしいとき、人に説明しながら理解を確かめたいとき、面接や会話のように相手がいないと練習できないときには、勉強会が大きな助けになります。始める前に、自分が勉強会から得たいものを一文で書いてみると、どんな勉強会をつくればいいかがはっきりします。
メンバーを選ぶときは、実力より目標と日程が近いかどうかを先に見ます。同じ試験を目指していても、試験日が違ったり、一方は基礎から、もう一方は仕上げの段階だったりすると、集まりでやることがかみ合いません。人数が多すぎると全員が発表して質問する時間が足りなくなり、少なすぎると一人二人欠けただけで集まりが成り立ちません。時間内に全員が一度ずつ説明し、質問を受けられる規模かどうかを考えてみてください。最初から仲のいい人だけで集まると雑談に流れやすい点も心に留めておきましょう。
最初の集まりでは、勉強よりルール決めに時間を使います。口約束だけだと数週間後に互いの記憶が食い違うので、必ず文章にして全員が見られる場所に置きます。ルールは守りやすいほど単純にし、守れなかったときにどうするかも先に決めておくと、あとで気まずくなりません。
集まりの時間は新しい内容を一緒に読む場ではなく、各自が勉強してきたことを確かめて説明し合う場であるべきです。並んで本を読むのは一人で読むのと変わらず、時間がかかるだけです。決めた分量を各自で勉強してきて、集まりでは互いに問題を出したり、順番に説明したり、つまずいた部分を一緒に解いたりするのがよいでしょう。進める順番を毎回同じにしておくと、始まりと終わりがだらだらしません。
何もかもを言い出した人が一人で抱えると、その人が疲れた時点で勉強会は終わります。時間を計って進行する人、出欠と進み具合を記録する人、次の範囲の問題を用意する人のように役割を分け、数週間ごとに交代するとよいでしょう。役割を持つと自然と準備にも力が入り、一人に負担が集中しません。記録は短くてかまいませんが、誰が何を終えたのかが一目でわかるように残しておくと、あとで足並みをそろえやすくなります。
集まるのが難しければ、ビデオ通話やメッセージで進めることもできます。オンラインは移動時間がないのが利点ですが、会話が途切れやすく、集中も散りやすくなります。開始時刻をきっちり守り、発表者以外は音声を切り、画面共有で同じ資料を見ながら話すと流れが途切れにくくなります。毎日勉強した内容を写真や短い文で報告する方法は継続には役立ちますが、報告そのものが目的にならないよう、何を理解したかを一、二行添えてもらうのがおすすめです。
勉強会を長く続けていると、準備をしてこない人やよく休む人が出てきます。最初に決めたルールをそのまま当てはめつつ、個人への非難ではなくルールに沿った対応だとはっきりさせると、もめごとが少なくなります。事情がある人には、しばらく休んで戻ってこられる道を残しておくのも一つの方法です。進め方に不満がたまっているなら、定期的に短い振り返りの時間を設けて、変える点をみんなで決めましょう。お金がからむ罰金制度を設けるなら、金額と使い道を透明に記録しておかないと、あとで不満が出ます。
いちばんよくある失敗は、集まりを勉強時間と勘違いすることです。週に一度集まって何時間か一緒にいたからといって、その分勉強したことにはなりません。実際の勉強は集まりと集まりの間の一人の時間に行われ、集まりはそれを点検する仕組みにすぎません。また、終わる日を決めずに目標のないまま続き、いつの間にか自然消滅する例も多くあります。試験日や一定の期間を区切りとして決めておき、続けたいならそのときに新しい目標を立てて仕切り直しましょう。
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